2014選抜高校野球コラム〈1〉池田高校と甲子園古豪の復活

スポンサードリンク

2014選抜高校野球コラム〈1〉池田高校と甲子園古豪の復活

池田高校と甲子園古豪の復活



Battered (95/365) / LifeSupercharger


今回から第86回選抜高校野球大会に出場する注目の高校を紹介していきます。

第1回目に取り上げるのは、池田高校(徳島県立池田高等学校)です。

池田高校は過去に甲子園優勝3回(春2回・夏1回)を誇る強豪校ですが、近年は甲子園から遠ざかっていました。

そんな池田高校が1992年の夏以来22年ぶりに甲子園に帰って来ました。選抜大会出場に限れば実に27年ぶりとなります。

さわやかイレブン


池田高校が甲子園の表舞台に現れたのは、1971年の全国高校野球選手権大会でした。この大会では2回戦で敗れたものの、続く1974年の第46回選抜大会では、わずか11人のメンバーで快進撃を続け準優勝を果たしました。

その姿は「さわやかイレブン」と呼ばれ、池田高校の名前を一躍全国に知らしめることとなりました。

なお、この第46回選抜大会が、「木製バット」を本格使用した最後の大会となりました。その代わりに導入されたのが、現在も高校野球で使用されている「金属バット」だったのです。それまでの「守り勝つ野球」を主流としていた高校野球は、「打ち勝つ野球」へとその質を一変させました。

この「金属バット」について本質的に理解していたのが、当時池田高校の監督を務めていた蔦文也監督だったのです。

蔦監督と「やまびこ打線」


蔦監督は「金属バット」の特性である、「バットの芯が広く飛距離が伸びやすい。仮に芯が外れていても腕力が強ければ飛距離が伸びる」という点に着目します。そのため、当時では珍しかった「筋力トレーニング」を導入し、選手たちの上半身を徹底的に鍛え上げたのでした。

その成果は着々と実を結び、池田高校は次第に強豪校となっていきます。その加熱点が1982年の第64回全国高校野球選手権大会でした。

エースの水野雄仁(元巨人)を擁したチームは、6試合で驚異の7本塁打・121塁打・85安打を叩き出し、甲子園初優勝を成し遂げたのでした。その金属バットで次々に快音を響かせる打線は、地元の風土にちなんで「やまびこ打線」と呼ばれました。

甲子園古豪の復活


蔦監督は1992年に監督を引退し、2001年に77歳で肺ガンのため亡くなりました。

それ以降、池田高校は甲子園から遠のいていくことになりました。2009年からは夏の県大会で3年連続初戦敗退を喫したそうです。

そんな池田高校に一つの転機が訪れることになります。

それが、「寮」の復活です。地元のファンが「野球部がいい成績を残せば、町が元気になる」と、学校から近距離にある既存の建物を買い取り、野球部の寮として提供してくれたそうです。この寮の復活により、早朝練習が可能になるなど練習時間は倍増しました。

そのような地元住民の助力もあり、池田高校は昨秋の徳島大会で3位、さらに四国大会では準優勝を成し遂げ、今春の選抜大会への出場が決定しました。

出場が決まった翌日、野球部員41人は蔦文也元監督の墓前で選抜出場を報告するとともに、甲子園での活躍を誓ったのでした・・・。

※選抜大会特設ページを設置しました。ここに選抜関連の記事をまとめておきます。
センバツロゴ

スポンサードリンク


コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

サブコンテンツ

このページの先頭へ